高麗時代の 普照國師知訥が新しく結社運動を展開しながら、 戒定恵をもって当時乱れていた仏教界を浄化し、韓国の仏教界に巨星となられました。それ以来、 曹

渓叢林の松広寺は、禅宗の精神であるといえる‘ 牧牛家風'の精神が綿々と継承されている 道場です。こうした清浄たる道場に、今日の仏教の戒律精神を開花させる律院があります。

松広寺の律院においての履修期間は2年で、履修科目は 沙彌尼戒律儀・比丘(尼)戒本・梵網経などの律蔵、そのほかの科目は特別講義として行われています。律院の入学資格は仏教大学か 叢林 の講院を卒業し、修行能力と智恵を兼備した比丘で、所定の入学資格の審査を 経て入れば、律学が研修できるし、毎年冬安居の解制日を期して房付(禅道場で暮らすための受付)をしてもらいます。特に律院を卒業した者は、いつでも再びここにおいて律の研究をし続けられるようにしています。