叢林のところには、律院がある。 律院には律主僧がおり、その僧が講義をしたり、寺院生活への諮問に応じたりします。律院生はお寺の大学である講院を卒業し

たか、禅院で長い間精進した僧のなかで、律文の解読ができる僧たちで構成されます。したがって、特別講義の外、その多くは自習や討論の形で教育が行われます。そのゆえ、資格には厳しい制限を求めます。

持戒がないと、僧家も成立できない。 それで、律院は、お釈迦様の至高至純たる行、即ち戒律を専門的に勉強かつ研究すると共に、戒律を師とし、御仏と高僧たちの恵命を受け継いで行くところです。